北海道は真夏日が続いています。
いかがお過ごしでしょうか。
さて、今年の海の日三連休は久々に友人と大雪山テン泊山行を計画しておりまして、来たるべく日に向けて日々トレーニングに励んでいます。
…と言いたいところですが、実際は仕事や育児でそんなトレーニングなんて暇はなし。うーむ…
このままぶっつけ本番が濃厚かと…(汗)
「足攣った足攣った足攣った」のハムストリング確変フィーバー間違いありません。
というわけで表題のレストア備忘録。
今回は腕時計。
先日、Frederique Constant というスイス製の腕時計を譲り受けました。要電池交換&ベルト交換。
中々高価なので慎重にススメましょう。
ではオペ開始。
まずはステンレスのベルトを外します。
電池交換とベルト交換に必要なツール。
これは2点式裏蓋開閉ツール。安心と信頼の日本製。ジャパンホビーツールの通称「カニ型オープナー」。
裏蓋の外周に鉤爪用の溝がついたスクリュータイプ。上のオープナーはこのタイプ専用です。
このように溝の幅に合わせて回すだけ。「だけ」と言ってもかなりキツいので、力み過ぎて滑って指を傷付けないように気をつけてください。ワタクシのように。笑
ちなみに、写真はわかりやすいように何も敷いてませんが、実際はサファイアガラスを傷付け無いように保護して作業します。
裏蓋オープナーとしてよく目にするのが↑こちらのタイプ。価格も安く1番多く出回っているようですが、そのほとんどが中国製。しかも商品レビューを見ればわかりますが、かなりの酷評。もし購入を考えている方がいるなら、断然使い易く信頼の日本製をオススメします。
はい裏蓋オープン。
注意事項さえ守れば電池交換自体は然程難しくありません。この時計は電池を「リード板」で押さえるタイプ。
時計内部のネジは非常に小さく、100均等で売られている精密ドライバーでは対応出来ません。よってこれも専用ドライバーが必要となります。1本100〜200円。勿論日本製をオススメします。僕のは定番Anex。
指先には汗や油が付いているため、機器内部を素手で触るのは厳禁。止むを得ず触れる必要がある場合は綿棒等を使用します。
また、リード板は弓なりに反らして電池を押さえているため、外した瞬間に反動で飛んでいきます。それを防止する為にも綿棒で押さえる必要があると。うむ。
で、綿棒で押さえながらネジを軽く緩めて、リード板を横にスライドさせると…
はい、外れました。リード板の先端が「C」となっているのがわかるでしょうか。そういう仕組みです。なのでネジは完全に抜かず「軽く緩める」だけで良いのです。
あとはヨドバシで購入したボタン電池と交換。100均や近所のホームセンターには売ってませんでした。
再度裏蓋閉めて、ベルトを交換して作業完了。今回はスーツ用に深いグリーンのイタリアンレザー、本革ベルト。白のステッチがオッサレ〜。
仕上げはピカールで金属部を磨き艶を出します。
はい完成!
ね?簡単でしょ?リード板を使用していないタイプならもっと簡単です。そして実際にやってみると、時計屋さんに行って1000〜2000円も出して電池交換するのがアホくさくなること間違い無し。笑
ご自宅に眠っている腕時計を引っ張り出して、自分だけのオリジナル腕時計としてオサレにレストアしてみませんか?
レストアしたらオサレな専用BOXに綺麗に収納しましょう。余談ですが、これは昔懐かし手巻き時計。これもスイス製のアンティーク腕時計。たまに見て秒針止まっていたら指先で軽くトントン叩き、そのまま耳に近づけてちゃんと動いているか音を確認するという。笑
まるで昔観た映画のワンシーン。
正確な時間を求めない人向けのユル〜い 腕時計。
深いブルーのベルトに交換しました。
これはCASIO。なんとカレンダー機能もついて新品1620円!Amazonにて購入。本当はクロノグラフよりこれくらいシンプルな時計が好き。
文字盤のゴールドと茶色いベルトの配色が絶妙過ぎる為、こちらはノーマルのまま使用。価格の割に大変よく出来ています。
さぁさ、来週はいかに?
晴れたらいいね。
ではご機嫌よう。
今年もシーズン到来です。
毎年恒例の友人と尻別川&真狩川釣行。
羊蹄さんお久しぶり。
最後に登ってから何年経っただろう。
尻別上流エリア着。
ここは比較的アクセスし易い場所なのに、なんと尻別川に20年以上通って初エリア。
どうやって知り得たのかというと、Google MAPの航空写真。いやはや、現地に行かなくても地形がハッキリわかるとは、なんと素晴らしい世の中なんでしょう。地図を片手にヤブを漕いでポイントを探していた時代が嘘のようです。笑
6:00実釣開始。水温は7℃とかなり低め。
パイロットルアーとして取り出しのはイトウクラフトの「蝦夷(TYPE 1)」。TYPE 2もニジマスキラーとしては素晴らしいミノーですが、如何せんSMITHのDコンタクト同様「あまりにも釣れ過ぎる爆釣ルアー」の為、使用を控えております。困った時の「奥の手」みたいな位置で。笑
なのでTYPE 1。
因みに所有するこのTYPE 1は復刻版ではありません。大切に使ってきた証。
で、アタリが無かったのでルアー交換したらすぐヒット!というのが冒頭のこの写真。笑
ヒットルアーはDー3カスタム(フクシルアーズ)ダリア。蝦夷の「平打ち」に対して、潜行力とウォンブリング力重視ルアー。これもニジマスキラーとして不動の一軍レギュラーです。
尻別川上流の支流。
遡行し易く、点在するカーブの落ち込みには倒木のストラクチャーなどが沈んでおり、水温が上がって活性が上がれば間違いなくドスンっと良型が出るはず。この日は30cm前後数匹のみ。
なかなか水温が上がらず活性も上がらない本流を後にして場所を移動。いざ我らがもっこり川へ。
尻別川の支流としては人気No.1(だと勝手に思っている。笑)の真狩川。恐らく週末にもなれば、相当の釣り人が入釣していると思われます。が、時間と場所とポイントを的確に見抜けば「スレ」を気にすることなくシーズン通して楽しめる川。「真狩川全然釣れない」とボヤいている人、それはビッグミステイクですぞ。
ニジマスハンターである我々のセオリーは「釣り下り」。ガンガン瀬で釣るニジマスもファイトが楽しくて好きですが、深淵に潜むビッグな「主」を引きずり出すことに「釣り甲斐」を感じます。
使用するルアーもディープレンジでアピールするルアーが断然多い。
スカジットデザインズの「ダイビングビートル50SP」。
スカジットデザインズは一度倒産して昨年運営を再開。そしてこのダイビングビートル、40SPはまだ現行販売しているようですが50SPは「廃盤」。
が、個人的感想としては、50SPの方が圧倒的に釣れます。是非復刻させて欲しい。
口を使うのが苦手で山女魚のように俊敏に獲物を追う能力がイマイチなニジマス。最も効果的に食わせるルアーアクションは、魚の眼の前でウォンブリング&サスペンド。そしてこのサスペンドをより効果的に行うには必然的にアップではなくダウンの釣りとなります。
そのようなセオリーを全て教えてくれたのがこのビデオ。
元スカジットデザインズの代表皆川哲さんと、元祖釣りガール児島玲子さん出演の「The Minnowing 4」。これを観てからというもの、ニジマス捕獲率が格段にアップ。そして50cmオーバーを狙って釣れるようになったのもこのビデオのお陰。阿寒川攻略方法や猿払川のイトウファイトなど見所満載。VHSが見られなくなる前にDVDに変換しました。
この、ダイビングビートル50SP山女魚カラー、実は購入してから約10年間一度も釣果を出していないダメダメルアーで、「ダメダメルアーBOX」に入っていた。が、魔が差して今回の真狩川釣行に持参。そしてなんとなんとコイツが入れ食い状態の爆釣ルアーに化けたという…。笑
ヒットしたニジマス。
50cm級のランディングを想定してのネットなので魚も小さく見えるが、これでも39cmある。
そしてそして、ここから本当のドラマが始まった…
この上の写真で、主(ヌシ)が潜んでいるポイントがあるがお分かり頂けるだろうか?ここで言う「主」とは勿論50cmオーバー。この際恥も外聞もなく「毎年バラしている」というへっぽこさもさらけ出してしまうが、今回もこのポイントを爆釣ルアーへ変貌を遂げた、あのダイビングび山女魚カラーで狙ったのは言うまでも無い。
今回も第一投目でそのアタリがあった。
グンッ!グググっグンっ!
水面下で屈強な男が思いっきりラインを引っ張ったような強烈な引き込みに、一瞬にしてロッドが弓なりになる。
慌てて竿先を立ててアワセる。
で、デカイ…
50cmオーバーを釣ったことがある人ならわかると思うが、30cm、40cmクラスの引きとは全く違う重みがロッドにのしかかる。
間違いない。主だ。
しかも活性が高いのか巨体全身を使ってルアーを外そうと暴れ始めた。と、ここで水面から一気に飛び出して身を翻すニジマス特有のジャンプ。
デカイとわかっていてもその巨体を直に見た瞬間思わず「デカっ!!!」と声を張り上げてしまう程デカかった。目視で軽く60cmを超えているのは間違いない。さらに驚くべきはその巨体にもかかわらず水面上にジャンプしたという事実。
ラインはナイロン6lb。過去に4lbで60cmを釣り上げているのでラインの太さそのものについて然程心配はしていなかったが、問題はその暴れ指数。怒りに怒り狂った暴れん坊将軍的な暴れ指数は既にMAX。笑
「あ、これヤバイかも・・・」
そう弱気になった瞬間バチンッ!
はい、ラインブレイク。しかも大事な希少爆釣ルアーまでロスト(涙)
Orz…また次回に持ち越しか。気持ちで負けてしもた。
へっぽこ返上ならず…とほほ。
引っ張るだけ引っ張ってこういうオチですみません。笑
気を取直して場所移動。実はここから釣り下ったところも未体験エリア。攻めるポイントが無数にあり、川の流れもとてもいい流れ。
すっかり太陽も高くなりサイズこそビッグなヤツは出なかったけど、ニジやアメマスそして山女魚と釣れる魚種も豊富で十分楽しませてもらいました。
友人も着々と釣果を。
文字通り逃した魚はデカかったけど、シーズン初めとしてはそこそこコンスタントに釣れて満足。
やっぱ真狩川サイコー。
真狩川攻略アドバイスとしては、やはりたくさん遡行してポイントを探ってください。思わぬところに大物が潜んでいます。橋の袂から竿振ってるだけじゃ釣れませんよー。
くれぐれも水難事故には気をつけましょう。
ではご機嫌よう。
今日は生憎の雨模様。
そして風邪気味で外で遊べぬ息子のために、男のスィーツ作り。
元々、息子が生まれる前にキャンプや山でテン泊する時に使おうと思って買った鯛焼きプレートが、大活躍。
イクメン必見です。
前回は手作りカスタードでしたが、今回はこちらで代用。基本的に朝はパン食なので、「塗り物」はいっぱいある。わざわざ買いに行かず「家にあるもので作る」は家庭内料理の基本!笑
生地はHCM。餃子もそうですが、所謂「ハネ」付きは世代問わず人気です。パリッパリに。
はい完成〜。
カスタードクリーム、チョコクリーム、ピーナッツクリーム、チーズ、プレーンの6種類。
ハネ付き美味そう!笑
では初鯛焼きの実食。
お、食べてくれた!これで「おとーちゃんの鯛焼き」は彼の頭にインプットされたことでしょう。
やっぱ鯛焼きプレート買って良かった。
そしてやっぱオススメです。
でもSontonのカスタードクリームは、鯛焼き用としてはあまりオススメしません。笑
【余談】
先日2歳になった息子の誕生日に、めっちゃリアルな三菱ふそうのトラックを買ってあげました。
可愛さのカケラもなく、あまりにも精巧な作りにドン引きしたらどうしようかと心配しましたが…。
しかも↑普通のミニカーサイズ(ブルドーザー)と比べても、ハンパなくデカい。ヘリコプターとブルドーザーを両方積載してもまだ余る、ビッグな男のビッグな三菱ふそう。
大きくなれよぉ〜。
でも喜んでくれて良かった。
やっぱ男の子は車好きなんだね。
40年振りくらいにミニカー売り場に行きましたが、おとーちゃんが一番興奮したかも。笑
1年前はヨチヨチと歩くこともままならなかったのに…。いやはや、体力つけねばなんね(汗)
おしまい。
社会人になって約20数年、初めて人並みの暦通りのGWというものを過ごすことができました。
それまではずーっとサービス業だったので、所謂「国民の休日」とは無縁な生活。
見切りをつけて転職をした今年、思いもよらぬ形で初GWゲット。
だらし無く救いようの無いバカ上司(親戚)に対する重度の不信感と失望、そして理不尽な言動に対する殺意を抱く程の怒り(笑)、そんな極度のストレスから解放されてか、眩し過ぎて思わず目を細めてしまうほど溢れんばかりに咲いている桜の美しさに人知れず目頭が熱くなり、心から、心から感動しました。
函館五稜郭公園や松前公園など、渋滞人混みなんのその、これでもかこれでもか!という正しいGWの洗礼を受けヘトヘトになりながらも、なぜか自然と顔が綻んでしまう。
いいもんだな、ゴールデンウィークって。
あれから1年。
お陰様であっと言う間に2歳になりました。
おしまい。
元旦以来の山行。
身体中に溜まった毒を浄化しに行く。
山は心が洗われる。
目指すは1,318m漁岳。
登山口までは、漁川河川の駐車場から歩く。
橋梁工事中で工事車両が止まっていたけれど、現場の怖そうな職人さんから咎められなかったので大丈夫。
今回も山友&釣友の「ツヨぽん」と一緒。
ほぼ同時出発した老(?)夫婦はスノーシュー、我々はツボ足で。
ザクザクだったが気になるほどではない。
土曜日の8時。
先ほどの夫婦は先週も登ったそうだが、その時は激混みだったらしい。
今日はまだあまり入山していないようだ。
しばらくは林道歩き。
林道を外れて
稜線に出る。
眼下にオコタンペ湖。
顔出しNGというわけではないけど、楽しそうなおっさん2人の顔を載せても見苦しいので
標高の上昇と共に木々も変わる。
楽しい登山もここまで。
標高が山頂に近づくに従って風が強まり、ツボ足ならぬズボズボ足とズルズル足で体力消耗。
そうしてやっと山頂だと思って這うように辿り着いたら目の前にドーンと本ピークが現れた。
偽ピーク詐欺。
偽ピークから見た本ピーク。
推定風速16mの強風に煽られ、体感温度とモチベーションが一気に低下。
ショックでしばし無言。
おや?
ゴォーゴォーという爆風と地吹雪の中、吹き曝しの急登直下に先ほどのスノーシュー夫婦が飛ばされまいとヨロヨロ登っているのが見えた。
偽ピークから二人しばし無言でそれを眺める。
「…降りる?」
「…うん。降りてカップラーメン食べる」
バッキリと音が聞こえるほど心の折れた二人に「折角ここまで来たから」という言葉は通じない。
「次、夏だね」
「うん。次、夏だ。」
風の当たらないところでシートを広げて仲良くお弁当。
のんびり食べていると、ピークを踏んだ老夫婦が下山してきた。
「腹ごしらえして、これから登頂ですか?」
「いえ、腹ごしらえしてから下山です。」
「え⁈登らないんですか⁈」
何か?
至福のデザート。
熱いコーヒーとコンビニスィーツ。
2個食べたら吐き気した。
さ、毒も浄化したし丸駒温泉行って風呂入ってアイス食って帰ろう。
やっぱり見苦しい。
おしまい。