その、恥ずかしげにうつむく姿から『初恋』という花言葉を持つカタクリ。
そして『妖精たちの秘密の舞踏会』というロマンチックな花言葉を持つエゾエンゴサク。
ここは、僕が春になれば毎年訪れているカタクリとエゾエンゴサクの見事な群生地、浦臼神社。
札幌から車でおよそ一時間。
遅れて到着した会場では、既に大舞踏会が始まっていました。
優雅な音楽が聴こえてきそうです。
あまりにも気品溢れる佇まいだったので『写真を撮らせてください』と声をかけたら、ポッと頬を赤くして下を向いてしまいました。
『…このあと、もし、もしよろしければ…私と…二人っきりで過ごしませんか?』
『え⁈そんな…私でいいんですか?』
『あなたと過ごしたい…』
『!…カ…カタクリさん…』
『エンゴサクさん!』
みたいな。
初めて舞踏会に出席してドギマギしている若いカタクリ三人組。
『ちょっ、ヤベっ!あの子めっちゃかわいくね⁈』
『あ?どれ?』
『いや、だからあの子さ』
『あ?…いやわかん…うぉ〜っ!ちょ、ヤバくね⁈マジヤベって!』
『つかオメ声デケぇって』
『あッ!見てる見てるこっち見てる!』
の図。
一緒に踊る相手がなかなか見つからない組。
お化粧直し&お洒落チェック。
(トイレにて)
名のある某令嬢。
さすがにドレスが違います。
ドサクサに紛れて舞踏会に出席してみた。
『いーないーなー。』
『キャ〜楽しそー!』
で、ひたすら料理を食べる。
と、ここで部外者バレる。
会場中の注目を集めて固まってしまった図。
笑
大舞踏会は今がピーク。
貴方も参加してみませんか?
まだ間に合いますよー。
おしまい。