
RICOH GRⅡ。
フィルム時代から最強のスナップシューターとして人気を博し、デジタルに変わっても根本的なGRコンセプトから絶対にブレないという頑固一徹高級コンパクトカメラ。ストリートスナップの第一人者である森山大道さんの愛用カメラとして、その名を世に馳せました。
また、私の一番好きな写真家、藤原新也さんにお会いした時に彼が持っていたのもこのカメラ(GRⅡ)。
そしてついにGRユーザーの仲間入り。

定評通り、この単焦点のレンズはその描写力が物凄いです。フィルム好きにはたまらない写り。そして、ズーム機能?いるかそんなもん!自分の足で被写体に近づけよ自分の足で!撮影の基本だろ!
手ブレ補正機能?んなもの必要無し!ブレないようちゃんと自分の脇を締めろ脇を!気合いで撮るんだよ気合いで!つか、ブレた写真のどこが悪いんだよ、臨調感て言葉も知らんのか!。そんな声がこのカメラから聞こえてきまして、そんなとこが一番好き(笑)

一応高級カメラなのでケースも買ってみた。
傷から守ってくれれば良いので一番安いものを。

ストラップは気に入ったのが売っていなかったので、バッグで有名なオロビアンコのストラップ(?)を。
実写。

一見アンダーっぽい。が、この時はこれが適正露出。この曇り空にしっとりと映える紫陽花の質感が見事。

28mmという広角レンズで撮った写真は非常に広々とした開放感があり、撮っていても気持ちがいい。が、反面いろんなものが映り込んでしまうというリスクもあり。
好天にも関わらずどの写真も白とびしていない。
恐るべし…

若干手ブレ気味。室内での撮影もしっかりと雰囲気を捉えている。が、レンズ自体の明るさは普通(F2.8)なので、高感度はそれ程強くないようだ(※画質的にはISO3200が限界)。欲を言えばF1.9くらいは欲しいところ。

ブツ撮り。RAW現像にて若干弄ってはいるが、JPEGデータにおいてはデジタル特有の「冷たい」色味が殆ど感じられない。暖色系に強いようだ。
何も考えずに綺麗に撮れてしまう最近のつまらんカメラよりは、自分の頭で考えて撮らせるスタイルというのが非常に良い。
あとは自分好みに各種設定を変える必要がある。
設定ひとつでよりフィルムライクな仕上がりにすることも可能。これがこのカメラの醍醐味でもあるのだけれど、その設定の細かさが玄人レベルで非常に奥が深く難しい。
うーむ…使い熟すにはしばらく時間がかかりそうだのぉ…
まぁ、これ持ってまずはストリートに繰り出そう!

続いてはお待ちかねのギターネタ。
テレキャス改造後、理想の音を探してひたすら音作りに悩みに悩んでいる今日この頃。頭の中には「こういう音!」というが鳴り響いているのだけれど、それをひとつの形にするのは中々難しい。金にモノ言わせてドカンっ!と一発チューブアンプを買えば事が足りるのは明白なんだけど、それでは面白味に欠けるというか…。
で、考えて考えた末に選んだのが次のペダル。
いずれも名器と言われる一品。
①exotic RC booster

もはやブースターの代名詞ともなったRCブースター。他のエフェクターが持つ個々の能力を最大限に引き出し、クリーンブースターとしては非常に艶やかな音色を奏でるのが特長。また、所有するグレッチにも使えることまで考えて、オーソドックスではあるけどもこちらのペダルをチョイス。やはりロックやブルースやるなら「芯の太い」音を形成するブースターは欠かせない。うむ。
続いてはオーバードライブ。
これが1番悩んだ。
そして僕が選んだのは…
②Mad Professor "Sweet Honey Overdrive"
Hand Wired

このペダル、一般的にダンブル系と称されているけど、製作側からすると実は違うらしい。「ダンブルアンプ」とはヴィンテージのフェンダーアンプを元にハワード・ダンブル氏がカスタムメイドした、知る人ぞ知る伝説的アンプ。ラリー・カールトン、スティーヴィ・レイ・ヴォーン、ジョン・メイヤーなど錚々たるギタリスト達が使用している。「ダンブル系ペダル」とはそのアンプをシュミレートして作られたモノ。
しかしながらこのSweet Honey Overdrive(以下SHD)はそのダンブル系ではなく、その昔シカゴブルースミュージシャン達に愛された「Supro」というアンプをシュミレートしたモノ。因みにSuproアンプは、かのジミー・ペイジが名曲中の名曲「天国への階段」のソロやツェッペリン1st、2ndのアルバムで使用したと言われている。
全く関係ないですが、僕は奇しくもペイジ氏と誕生日が一緒ww

大きな特長として、ピッキングの微妙な強弱のニュアンスで歪み量が変わる。これは弾いていて本当に気持ちが良い。気持ちが高ぶればグッと歪み、そしてその歪みはトゲが無く至極上品。個人的感想としてはハードロックというより、ブルースやジャズ寄りの歪みと言えるかもしれません。反対に柔らかく優しく弾けば、ツマミを弄らなくても音痩せすることなく美しいクリーントーンを奏でることができる。他のエフェクターでも同様の効果を得られるものはありますが、その音質という点において、このペダルは抜きん出ていると思います。まぁ好みでしょうけど。
また、基盤を使用した廉価版のSHDと、今回購入した完全手作業によって作られた「HAND WIRED」のSHDを聴き比べると、同じように聴こえて実は大きな差があります。
それは音の「深み」。
Hand Wiredは温かくマイルドでアナログ的な音の丸みと深みが感じられる。その差を例えるならCDとレコードのような違い、と言えば想像し易いかもしれない。本当に素晴らしいです。
もしHAND WIREDにするかどうかで悩まれている方がいるなら、断然HAND WIREDをオススメします。まぁ1番の悩みドコロは価格でしょうけど。
でも、絶対に買って損はしないと思います。因みに僕はヤフオクで廉価版と同等価格で競り落としました。
所有するアナログディレイのCarbon Copy との相性もグッド。

役者は揃ったが、残るはトレモロ。トレモロフェチとしては今のMooerのペダルでは満足出来ず、ドーンと一気にアレいっちゃう⁈というペダルの目星はつけている。ムフフ。あー楽しい(笑)
次回はスタジオ入って、チューブアンプで上記ふたつのペダルの性能を改めて検証してきます。
乞う御期待!
イエス!
おしまい!